ドラキュラはくしょん公式ブログ
アドセンス

30秒の説明が出来なくて苦しんでるイラストレーター

以前、私の知り合いでイラストレーターの方がおりました。
この方(Aさん)はやや芸術家タイプで少し頭が堅い人ではありましたが。
Aさんの元に教科書の表紙作成の依頼が来ました。IT系の教科書です。

で、試作で描いた絵を私に見せて下さいました。
どんな絵だったかはややうる覚えなんですが
裸の赤ちゃんがTVを見て、その様子をペガサスが見ていて
実はそれ自体がパソコンの画面見たいな感じの絵でした。

パッと見て私は「素晴らしい!」と思いました。
ITを見事に表現してる絵でした。Aさんも自信があったようです。

ところが、発注元の人に見てもらったところ
「う~ん、わかりにくいですね~」などと言われたそうです。
その絵の作り直しをすることに。絵といってもパソコンで描いてます。

Aさんは「あの発注元はなぜこの絵の良さがわからんのだ!?」と
イライラしながら絵の作り直しをしてました。
絵のペガサスをゴリラに変えたり、赤い大きな×マークを付けたり
素晴らしかった絵がどんどん壊れていきました。

私はその話を聞いてその壊れかかった絵を見てこう言いました。
「Aさん!今すぐ元の絵に戻してください!!
そして、発注元にこう言ってください!!
『この絵は抽象的ですがITを表現してます。
ペガサスや赤ちゃんはこれからのメディア社会を表現してるんですよ
ですから、この絵で十分意図は表現出来てると思います』と。」

それを聞いたAさん私にまで激怒!

Aさん「ドラキュラくん!キミは私の絵の何が解るんだね?
発注元が修正を依頼してきたのだからその通りにやるしかないんだよ!?」

私「いえいえ、Aさんの絵はこれでいいんです!修正する必要はないんです!
ただ、一言説明が足らないだけなんですよ!」

Aさん「!?何を言ってる!?私はちゃんと発注元に説明してるぞ!」

私「説明してないですよ!せっかく素晴らしい絵なのに
自分で壊してしまってるじゃないですか!?」

Aさん「発注元がそうしろっていうんだから仕方がないじゃないか!?」

話がちょっとそれますが
なぜ私がAさんにここまで噛みついたかと言いますと
この話より数年前に知り合いの女性ボーカリストの人が居て
すごい才能ある人だったんですが、自分の作品をプレゼンする能力が
なくてずっと苦しんでました。同じところをウロチョロウロチョロして。
ぐるぐる回って苦しんでる。たった一言。
たった30秒のプレゼンが出来ないばかりに。
その後、その女性ボーカルの人とは私がそこをどうにかしようと動いて
おせっかいだったのかケンカ別れしてしまいました。

Aさんとのやり取りで完全にその女性ボーカルの人の件がかぶりました。

私「Aさんはいまやらなければ
いけないのは絵を修正することじゃないんです!
発注元に『絵の意図』の説明をすることなんです!30秒で出来ます!
これが出来なくて何年も何十年も同じところを
行ったり来たりで苦しんでる人がいるんです!
せっかく完成した作品を壊してしまって。。。
『この絵はITを十分表現してる絵なんですよ』と。
この一言がなぜ言えない?この一言が言えないために
なぜに何年も苦しんでる?バカとしか言いようがない!!
今すぐ発注元に絵の意図を伝えてみてください!!」と力説しました。

さすがのAさんも私の迫力ある説得に唖然とした様子。
Aさん「わかった。ドラキュラくんの言うとおりにしてみるよ」

で、数日後

Aさん「ドラキュラくん!!
ドラキュラくんの言うとおりに発注元に
説明したら『なるほどわかりました!
これでいきましょう!』と一発OKだったよ!
ドラキュラくんすごいね!感動したよ!!」と。

うんうん(´・ω・`) ♪

実はそのAさん私よりも遥か年上の方でかなりの実力者。
ですから、私が言える立場ではなかったんですが
思い切って言ったんですね。当時の私は24歳くらい。
Aさんは50歳くらいでしたm(__)m

たまにAさんとお会いする時がありますが
Aさんはその時のことを今でもお話する時がございます。
「あの時にドラキュラくんの説得は良かったよ~」と。

話がだいぶ長くなりましたが
私が何を言いたいのかっていいますと
変わりばえがしなくて苦しんでるなら
きっとそれは「30秒で出来ること」が
出来てない可能性があるかもしれません。

悩んで進めないでいるのは
ものすごい簡単なことなのかもしれません。

例えば、
SOHOさんに一万円払ってやってもらえば
簡単に解決することなのかもしれません。

例えば、
尊敬する方の会社にメールではなく
直接電話を入れれば解決することなのかもしれません。

例えば、
いま悩んでることを友人に話せば
簡単に解決することなのかもしれません。

とある有名作家の方が自分のセミナー内で
こんなことを言ってました。

有名作家「さきほどのセミナー休憩時に
私はホール受付の所に居ました。
私に話し掛けて名刺交換した人が5人いました。
いいですか?たった10分の休憩の間に
この5名の方とそれ以外の方とは
大きな差がひらいたんですよ?
差がひらくのはほんの僅かなことなんです」と。

こういうことってありますよね。

「30秒の説明が出来なくていつまでも苦しんでる」
「ほんのちょっとのことが出来なくて諦めてしまう」

こういうのは絶対もったいないのでやめましょう(´・ω・`;)
私は特に常に客観的にこれらを意識しております。

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2013年2月12日 | コメントは受け付けていません。 |

カテゴリー:雑談

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